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2017年9月24日 (日)

熊本県知事と熊本市長に出した要望書~安定ヨウ素剤の事前配布を!

DAYS JAPAN が取り組んでいる 自治体に安定ヨウ素剤配布を要請する件、当会も県と市に申し入れをしました。

熊本県は、文章で回答してくれましたので、追って紹介します。熊本市に提出した8月4日の時は、新聞社が2社取材してくれて、翌日の新聞に、写真付きで取り上げられました。

以下、要望書ですが、DAYS JAPAN と篠山市のHPをぜひ、ご参照ください。

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熊本県知事  蒲島 郁夫 様

危機管理防災課 様

                            2017年6月21日

玄海原発の再稼働前に早急な対応を求める質問と要望書

 

 熊本・原発止めたい女たちの会

 

2度にわたる震度7という大地震に見舞われた熊本県。直接の犠牲者は50人でしたが、その後、余震が続き、避難所や仮設住宅等の苛酷な生活による関連死は220人を超えています。

 私たちはこの地震で、いったん地震が起きるとまず停電し、水やガスなどのライフラインが断ち切られ、情報や交通が遮断されてしまうという事を体験しました。

 情報のない中で、私たちの頭をよぎったのは、鹿児島の川内原発は大丈夫だろうかという事でした。もし原発事故があった場合、福島でもあったように電力会社や行政がパニックを恐れるあまり、情報を流さず、市民は知らないうちに被曝してしまうという事態に陥らないとも限りません。

また、5キロ~30キロ圏内は屋内退避と地震後も言われていますが、昨年の地震では屋内退避していた人が犠牲になったこと、余震が怖くて屋内にとどまれない人が大勢いたわけですから、抜本的な災害防御の見直しが必要であると思います。

 そこで、私たちは、熊本市長に次の事を質問し、要望いたします。

 

1、川内原発は、昨年の熊本地震を起こした中央構造線の延長線上にあります。川内原発直下および周辺で、地震が起こり、福島第一原発のような過酷事故を引き起こす可能性が大です。停電や情報遮断が起きた場合、どのような形で市民に情報を知らせますか?

 

 

2、熊本地震の折、私たちは屋内退避が非常に危険であることを体験しました。それでも、原子力規制委員会は、5キロ~30キロ圏内は屋内退避という基本方針を変えていません。この基本方針についてどうお考えでしょうか?もし、原発事故との複合災害の場合、熊本市ではどのような対策をお考えでしょうか?

 

3、玄海原発についても、原子力規制委員会は、今年1月、事実上の再稼働許可となる安全審査を通過させ、この夏にも玄海原発は再稼働の見通しとなりそうです。

熊本県境は玄海原発からわずか70数キロの所にあります。福島原発事故後に放射性プルームに覆われ全村避難した飯館村はわずか50キロです。熊本は原発の立地県ではないものの、被災を被る可能性が大なのです。

玄海原発の現地から風船を飛ばして、放射能の飛散状況をシミユレーションする風船プロジェクトにおいて、2013年秋、九州に落下した風船48個中、熊本県内には県庁をはじめ、34か所に風船が落下しています。風船よりさらに小さい放射性物質が降下する可能性は大きく、熊本の水、大地そして農畜産物への放射能汚染の影響はまぬかれないでしょう。熊本市は九州電力に、玄海原発再稼働前に納得のいく説明会を開催するよう九電に要求してください。

 

4、福島第一原発事故から6年半。福島の子どもたちの甲状腺がんは、6月現在190人にまで増えています。子どもの甲状腺がんは事故前、100万人に一人と言われていましたが、福島の子どもたちは現在24万人のうち190人の割合で罹患しているのです。

今から31年前のチエルノブイリ事故の際、安定ヨウ素剤を投入したポーランドの住民には甲状腺がん患者は見当たりませんでした。また、日本でも、東電の事故直後に、服用した双葉町や富岡町の住民たちに甲状腺がん患者はいないと聞いております。

熊本は、川内原発、玄海原発、伊方原発と三方を原発に囲まれています。どの原発が事故を起こしても、被災,被曝する恐れがあります。

安定ヨウ素剤の備蓄と配布については、現状では原発から5キロ圏内の住民だけが対象ですが、5キロ圏外以外で、取り組んでいる自治体があります。高浜原発から50キロの位置にある、兵庫県の篠山市です。篠山市では兵庫県が行った高濃度の放射線被ばくシミュレーションを見て危機感を覚えましたが、県は何も対策を取ろうとしなかったため、篠山市独自で安定ヨウ素剤の事前配布に踏み切ったのです。

一旦、事故が起きれば、情報も交通も遮断されてしまい配布は不可能に近いでしょう。事前に希望者には配布をするよう、安定ヨウ素剤の事前配布の検討員会を設置し、準備に取り掛かる必要があるのではないでしょうか?子どもたちの健康と命だけは、何があっても守る責務が大人にはあります。

 

 

配布資料:

DAYS JAPAN  安定ヨウ素剤の事前配布を求める要望書

◎篠山市視察

「原発から30㎞圏外で初めて安定ヨウ素剤の事前配布を実施した篠山市 視察報告集

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