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2016年4月 8日 (金)

九電への公開質問状への返事

私たちは、熊本県内の「原発ゼロの会」と共に、2013年7月から月に1回、第一金曜日に九州電力熊本支社に出かけて、疑問、質問、ときには抗議などをしてきました。

例えば、「計画停電の必要がないのになぜ、計画停電をしようとするのか?」とか、

「再生可能エネルギーの申請中断の理由は?」とか、「スマートメーターで健康被害の報告があるので、スマートメーターは検討しなおしてほしい」等など。

そして、昨年は、再稼働したばかりの川内原発で復水器の海水漏れの事故について、詳しい説明を求めました。昨年、9月にした質問について、10月に回答をいただいたのをまとめていたのですが、九電に確認をしていただくべく、待っているうちに、すっかり、遅くなってしまいました。というのも、ここにきて九州電力、熊本支社は、私たちとの対話を拒否するようになってきたからです。

それでも、2月、3月はゼロの会と共に「免振重要棟を建設するという計画で原子力規制院から再稼働の許可が出たはずなのに、建設しないというのはおかしい?」という抗議をしたわけですが、4月は〈明日の予定でしたが)ついに、その抗議の場さえ持つことが難しくなってきているからです。

さて、ここまでが前置きです。

遅くなりましたが、九電への公開質問書とその回答をここにUPします。

回答は文書でという私たちの希望はかなえられず、口頭でした。その確認をお願いしたのですが、特に返事もないので、そのまま、UPいたします。

また、それに先立って9月に出した要望書も報告いたします。

=============================以下。

 

九州電力株式会社 

 

代表取締役社長  瓜生 道明様

 

                          2015年 9月4

 

熊本・原発止めたい女たちの会

 

代表   永尾 佳代

川内原発再稼働に関する抗議と要望

 

 

 

九州電力は、熊本県民を含む九州住民の再三の抗議を無視し、811日、川内原発1号機の再稼働を強行してしまいました。これは、九州のリーディング・カンパニーにあるまじき暴挙と言わざるを得ません。この日は、福島原発事故の犠牲者にとって、月命日でもあり、関係者の心情を逆なでするものでもありました。

 

 長期間休止している原発のほとんどが稼働後にトラブルを起こしている例にもれず、4年間休止していた川内原発1号機も、稼働直後の8月20日、復水器から、海水漏出と言う事故が起きました。しかし、九州電力は、原子炉を止めることなく、細管の中で抽出した69本に詮をしただけで、8月末にはフル稼働を実施してしまいました。米国スリーマイル島原発の爆発事故(1979)が、2次系の冷却喪失に起因する事を考えれば、原子炉を完全に停止させたうえで、すべての細管を検査しなおすべきではないでしょうか?

 

また、姶良カルデラの火山群の噴火が続いております。桜島は噴火レベル3~4の状況であり、地殻変動を起こしており、数日間で16センチ動いているという事が判明しました。京都大学防災研究所の井口正人教授は、桜島の状況について「今までにない状況だ」とし、今後、大規模な噴火が起きる可能性があるとの認識を示しています。

 

九州電力は、「原発の稼働中に桜島は噴火しない」と述べていましたが、そんな都合のいい話はありえません。大噴火の予知は難しく、事前に1946体あるという使用済み核燃料を移動することもできません。現在、移動先の候補地も、輸送手段も、何ら検討すらされていないではありませんか? 無責任で、危険極まりない、原発の稼働を、九州電力は、速やかに中止すべきです。

 

 また、川内原発の2号機の再稼働が10月にも予定されているとのことですが、川内2号機は、三菱重工製の蒸気発生器の交換を2014年に予定していたにもかかわらず、交換することなく、再稼働されるのでしょうか? この蒸気発生器は、2013年、米・サン・オノフレ原発において1万5000箇所の異常が発見され、とうとう廃炉となった三菱重工製ではないでしょうか?

 

福島原発事故後、原発の稼働に必要な法的要件に、30キロ圏内の自治体の同意(地域防災計画)が必要とありますが(201411月、衆議院)、川内原発の場合は、薩摩川内市しか同意しておりません。これでは再稼働に必要な法的要件を満たしているとは言えません。また、政府の事故調査委員会において、最悪、250㌔圏内の避難が検討されていたことが明らかになりました。これは川内でも事故が起これば、半径250キロ圏内が放射能汚染される恐れがある事を示しています。川内から250㌔圏と言うと九州全域が該当いたします。九州電力は、九州の自治体すべてに対して、きちんとした説明会を開催すべきです。以上、川内原発の再稼働に抗議し、中止を要望いたします。

______________________________________

 

九州電力株式会社 

 

代表取締役 社長 瓜生  道明様

 

                          熊本・原発止めたい女たちの会

 

                             代表  永尾 佳代

 

         川内原発1号機と2号機に関する 質問状

 

 

 

稼働直後の8月20日、川内原発1号機は、早速、細管から海水漏出と言うトラブルを起こしました。復水器の細管は6系統あるうち、1系統約13000本とのこと。検査では5本の損傷が発見され、その5本と周辺64本計69本の配管に栓をして海水を遮断。残る5系統は破損する状況にないと判断し、8月末、出力上昇作業に入ったとの報道ですが、過酷事故に対する私たちの不安は全く払拭できておりません。これに関して下記の質問にお答えください。

 

 

 

質問1)細管は直径25mm、管の厚さ1mmとのことですが、漏出個所の形状は、穴ですか、 亀裂ですか?

 

回答)穴状の貫通口が見つかった。大きさはわかっていない。

 

 

 

質問2)細管は人が入ったり目視したりできないとのこと。損傷が見つかった5本は、どのようにして検査したのですか?

 

回答)復水器に透明のフィルムシートを張って確認。非破壊検査の一つである渦流探傷検査ECT(で)

 

細管を特定。

 

 

 

質問3)なお、周辺の64本はどのようにして選んだのでしょうか?

 

回答)予防保全の観点から、漏洩の確認された5本のまわりの影響を受けやすい64本を特定。

 

 

 

質問4)残る5系統は破損する状況にないと判断した根拠を教えてください。

 

回答)復水器内の水質測定結果に異常ない。監視パラメータを確認して判断。

 

 

 

質問5)この復水器は20061月以降、9年以上、点検していないと聞いております。今一度、すべての細管のチエックが必要なのではないでしょうか?

 

回答)保全実績等を元に6定検に1回実施した。定検は13ヶ月ごと・・・この定検頻度の見直しを検討する。→その後どうなりましたか?

 

 

 

質問6)それ以前に、この細管は、1984年の営業運転以降31年間、1度も交換されていないと聞きました。老朽化、金属疲労が進んでいるのではないでしょうか? 全細管の交換、もしくは廃炉を検討すべきではないでしょうか?
 
回答)止まっている間、乾式保管を長期でやるので腐食は進まない。→水を抜いて保管しても腐食が進まないとは限らないのではないか?

 

 

 

質問7)作業員が倒れたというニュースがありましたが、どういう状況なのかお知らせください。倒れたのは、なぜか、今、その人はどのような状況にありますか?

 

回答)8月21日、川内1号復水器点検中、本人の意識はあったが、救急車で(搬送)脱水症状と診断。24日には復帰。

 

 

 

質問8)川内原発1号機、2号機の1次冷却の蒸気発生器についてうかがいます。この蒸気発生器は、2012年、米カリフォルニア州のサン・オノフレ原発で、1000件の異常が見つかり、事故を起こした三菱重工製ですね。

 

回答)当社の2倍(の規模)。伝熱管の配列等の設計が相当違う。

 

 

 

質問)サン・オノフレ原発は廃炉になり、細管を製造した三菱重工はその責任を追及され、9300億円の損害賠償訴訟を起こされています。川内でも同様の事故が起きる可能性もあるわけで、稼働は危険ではないですか?

 

回答)蒸気発生器サイズ等違うので、同様事故の可能性はないと考える。

 

 

 

質問10)川内原発2号機は、10月の再稼働との予定ですが、2009年に交換の申請がなされ、2014年に、蒸気発生器の交換予定であったにもかかわらず、まだ、実施していないのはなぜですか?

 

それでも、再稼働を強行する予定ですか?

 

回答)ギリギリでなく、計画的に取り替えたい。2サイクル後の22回目の定検中に予定どおりに行いたい。(いつ再稼働するかによる)     これは、どういう意味でしょうか?

 

両方とも乾式保管のうちに検査はしている。異常は見つかっていない。

 

復水器は、6定検に1回検査している。

 

定検を一度したら、13ヶ月までは運転していいが、13ヶ月を越して運転してはいけない。

 

 

 

 

 

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